憧れのサロンさんのはなし

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わたしには大好きなサロンさんがある。

セラピストさんが次の夢に向けて動き出すために
一旦お店をやめられているので、
正確に言うと「あった」だけど
わたしの中にはずっと存在しているので
ここでは「ある」と言い切ってしまう。



東京のサロンさんで、
本来ならば浜松に住んでいるわたしが出会うはずもない
個人経営の「自宅兼サロン」の小さなお店。

自分のお店をやることが頭の中に浮かび

パートナーとも話していたものの
なかなか自分の意志を図りかねていた時、
世の中にはどんな施術があるんだろうと
なんとなくのネットサーフィンをしていた。
そんな時。
ホットストーンを使ったマッサージについて
そしてマタニティマッサージについて
愛情たっぷり書かれているブログをみつけた。
それがそのサロンさんだった。

素敵だった。
ブログから感じるお人柄も
メニュー表に書かれている施術内容も
写真にうつるお店の雰囲気も、
そしてホームページの優しさも。

これはもう絶対に行こう!と決めて、
ありがたいことにその頃は
パートナーが首都圏に住んでいたので、
長い休みに遊びに行くときの予定に組み込んで
予約をとった。
一大イベントだった。



実際にお伺いしたそのお店は
ホームページで拝見した雰囲気よりも
もっとずっとほんとうに素敵で。

お店の玄関に足を踏み入れた一歩目から
うっとりした。

調度品も
ひとつひとつが大切にされていて
セラピストさんの気持ちを感じた。
お店全体が気持ちでできていて、
そのサロンさんに居られる時間は
どの瞬間も癒しの時間だった。



あのサロンさんを訪れたから
「自分でお店をやろう」
という意志が固まった。
自分が大切に作ったお店と
自分の技術で
お客様に喜んで頂けるのだとしたら
そんなに幸せなお仕事はないな、と思って。

だから
そのサロンさんは、今も
わたしにとっては憧れであり目標。
玄関に一歩足を踏み入れた瞬間から
お客様に喜んで頂きたい。
幸せな時間を過ごして頂きたい。



わたしが自分のお店について考える時は
いつもあの時の胸の高鳴りを、思い出す。
(比喩ではなく本当に胸が高鳴ったのです!)

ずっと忘れずにいたいな。
ずっと忘れずに、追いかけていたい。



ブログとインスタのための写真を撮っていて、
そんな原点を思い出していました。
まだまだ
まだまだまだまだなわたしとランタンだけど
一歩ずつ追いかけていきます。



今週末はこの梅雨最後の雨が降るらしい。

長かった梅雨もあと少し。

センチメンタルは置いて、
走り出す夏にしたい。



はっとり



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